ryo’s blog

99年式

半分赤い。

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友達のストーリーに、部屋の窓から半分だけ見えている東京タワーが映っていた

今の言葉で言えば「エモい」とかなんて言葉で簡単に片付けてしまうだろう

僕はそんな言葉で片付けてしまうのはもったいないと思ってしまう人間で

現代っぽい言葉で簡単にまとめ上げてしまう風習が嫌いだ

けど自分の家からは絶対に見えない幻想的な景色に、単純に羨ましいと感じた。

 

けど、なんか。

 

あの半分しか見えていない東京タワーは

一生かけてもその場所からは全てを見る事はできないだろうし

一生かけてもその友達のストーリーに写っていた、あの景色を

見る事はないと思う。

 

一瞬の羨ましいという感情は、自分のプライドをほんの少しだけ下げてしまう

そんな気がする。

これだけで十分なのに、そんな言葉を吐けるように

明日もぐちゃぐちゃにした部屋を片付けて頑張ろうって

 

 

 

セーラムライトとマンゴージュース

20191207

 

寒いかあったかいかも分からない、不思議な気温がずっと続いていたくせに

気がついたら、真冬の寒さになりやがって

体調はあんまり優れなくて、身体がすごく重い

厚着をしすぎて肩がこる

朝と夜の自転車は手が凍る、まともにiPhoneで文字も打てない

Amazonからのあなたへのおすすめのメールはとてもうざい

あなたの好きな物はわかってますから!これでしょ?みたいな感じとても。

それでも、そんなおすすめは本当に的確で、カートにすぐ入れてしまう

この間カートに入れたシガレットケースはまだカートの中に眠っていて

自分が買いたい、欲しいなんて思ったものが沢山カートにはあって

自分の家に届くことはないんだろうな

そんな毎日なくせに、昼休憩のchillは気持ち良くて。

気がついたら煙に巻かれてネガティブは消えて、ネガティブなんてちょろいもんだよ。

曇りの日。

20191023

 

今日の朝ラジオを聴いていたけど

A型の運勢はあんまり良くないみたいだった

朝からラジオに「運勢ちょい盛りの彼方は」って言われて

なんかキレそうになって、空気は乾燥していて

べッドの中でグダグダしていたせいで

あったかいコーヒーも飲めなくて

自転車はパンクして、バスも乗り遅れてあんまりだった

最近全ての事に脱力していて、なんのやる気も起きなくて

毎日頭が痛い。海で言葉を吐きたい。

「ネガティブはダメだよ、ポジティブがいいよ‼︎

なんていうハッピー野郎をしばき回したい。

こんな季節だから。

20191018

 

ふとした言葉が無駄に響くときがありませんか

なかなかお気に入りの音楽に出会わない時とか

携帯から流れる音楽が全くしっくりこない時とか

何をしてても楽しくない時とか

たいして面白くもないのに死ぬほど笑う時とか

ちょっとしたことで死ぬほど落ち込む時とかありませんか


このあいだ、高2からporterの小銭入れに入れていた

お守りの代わりにしていた精神安定剤が粉々になっていて

小銭が全部精神安定剤まみれになっていました

コンビニのレジでその白い粉まみれの小銭を見た時に

すごくなんとも言えない気持ちになって

自分がすごくてダサく感じてレジの前で悲しくなって

レジに置いたアイスがとても不味そうに見えて。


こんな馬鹿みたいにちっさい白い粒に頼って

なんの成分が入っているかわかないくせに

それがあるから大丈夫なんて思ってしまって

なんか色々めんどくさくて、色んな不安がこべりついて、そういう時期だからって変な解釈して。


世界なんてずっとハッピーラッキーパピーでいいのに。

散らばった夢といびつなセンス

20191011

 

本格的に寒くなってきましたね。

朝起きた時に外がひんやりしている感じがたまらなく好きで

朝から、ワクワクしながらコーヒー入れてぼーっとしています(笑)


この時期になるとCMも秋や冬のものになってきて

改めて「あーもうこんな季節か、一年終わるじゃん」なんて思ったりしてます。

なんか個人的に夏のCMが苦手で、ガヤガヤしている感じが嫌いで

最近のテレビもそんな感じがしてあんまり見ません。


けど、秋とか冬のCMっていいと思いませんか?僕は何か惹かれものがあります。

生活音だけで伝えるCM、無駄な雑音がないものとか

なんか無駄がなくてその商品やサービスが魅力的に見えるような気がします。


人も一緒な気がして、何かを伝えたい時、怒っている時、悲しい時、人を救いたい時

こうやって何かを思っている時、人は人に全部を伝えてしまいそうになる。

けど、全部を伝えてしまうと逆に伝わらなくて、言葉が軽く聞こえてしまう。

だからぐっと我慢して人に伝えるために、必要最低限のことだけを伝えてあげる。

これって凄い難しくて、なかなかできないことだけど

これができる人ってなんか素敵だなって思います。

自分の周りにはそんな人が溢れているんじゃないのかな

そんなことを今日も考えながら、マッチに火をつけよう。

アキを終わらせないでおこう。

20190927

 

自分は気に入ったものをずっと使ってしまったり

見たり、聞いたり、してしまうタイプで

すぐに好きなものが、当たり前なものに変わってしまいます。

それがいいのか悪いのかわからないけど

好きなものが当たり前になる瞬間はわからないくせに

その好きなものが思い出になっていたと感じる

その瞬間は何故か寂しく感じます。

 

そんなことを思っていたら、

もう夏なんて終わっていて

夏の終わりが寂しいなんてもうとっくに忘れていて

自分が大好きな秋になっていました。

 

秋に特別な思い出があるわけでもないし

特別な行事があるわけでもないのに

バイトのない家までの帰り道とか

キンモクセイの香りに感動したり

バイト帰りの澄んだ空気とか

電車から眺める夕日とか

木陰で飲む缶コーヒーとセーラムライトも

 

「秋」だったらこんな小さなことにすら「幸せ」と感じます。

 

バカにみたいににハロウィンで騒いでいる奴らなんてどうでもいいし

メンヘラはやばいとか、何がエモくて、なにがダサいとか

そんなこと全然わかんないし、どうでもいいから。

 

「秋」という限られた時間に身を任して

「秋」の気温、匂い、雰囲気に酔いしれてもいいんじゃないのかな

人を感傷的にし、何故か寂しくて、ずるい季節だけど

自分はそんな秋が嫌いじゃない、だから。

 

「アキを終わらさないでおこう」